総合カタログ 日本とタイの食の架け橋
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1234会社案内●トップメッセージ代表取締役氏家 勇祐タイ料理食材事業青果物・加工品の輸出事業メディア事業広告・マーケティング事業44事業内容TOP MESSAGE日本と世界の食の架け橋として新しい価値を生み出します 株式会社アライドコーポレーションは、船舶代理店業として1976年(昭和51年)に設立し、1987年よりタイ食品の輸入販売を主幹事業としてシフトし、約半世紀になります。 今でこそ市民権を得たタイ料理ですが、輸入販売を開始した当時は全く日の目を見ない料理でした。先代の社長は、商社マンとしてタイ王国に駐在していた経験があり、そんなご縁からタイ食品の輸入販売を開始。“日本におけるタイ料理の一般化”を目標に、商品開発と品質管理に力を入れながら、一人でも多くの日本人にタイ料理を知ってもらいたいという強い思いで、今日まで歩みを進めてきました。タイ王国は当社の原点であり、今があるのもタイ王国のおかげだと思っています。 そして2016年より、新規事業として日本産青果物の輸出事業をスタートしました。日本産の青果物は、世界に誇るおいしさです。当初はバンコク支社があるタイ王国にのみ輸出していましたが、今ではシンガポール、マレーシア、香港、台湾、アメリカなどに輸出しており、その量は1,500トンに到達する勢いです。 タイ食品等の輸入と日本産青果物の輸出、これらには共通点があり、それこそが当社の強みです。それは“常に真似されない新しいインフラを作る”ことです。 タイ食品の輸入においては、単に商品を輸入するのではなく、タイ支社を設立することで、タイの工場から日本のお客様に商品が渡るまで、長いインフラを作りました。それにより開発の精度、スピード、価格、品質管理、品質保証の面で日本基準をクリアすることが出来、日本の一般市場に入ることが出来ました。加えて、日本のマーケットに合わせて立ち上げた自社ブランド「タイの台所」は、“安心安全かつ本格的なタイの味”の目印としてそのロゴが認知され、タイ料理をはじめて食べる日本の方に広く受け入れられました。 日本産青果物の輸出の目標は、“海外での日本のフルーツの一般化”です。日本の青果業界は、これまで内需に偏重していたため、物流など海外輸出に対応できません。そこで当社は、産地から海外までの物流経路を最短化するとともに、CAコンテナという鮮度保持コンテナを活用することで、品質維持と物流コストの圧縮に成功しました。また、生産者との直接取引により、市場仕入れが中心だった2016年は100トンほどだった輸出量が、2020年度には約1,000トンまで引き上げることが出来ました。これは日本産農林水産物の海外輸出の振興を目指す、国の後押しがあったことはもちろんですが、生産者と直取引することで、生産者も輸出者も海外の販売店舗もWIN-WINの関係になれたためです。詳しく言えば、生産者の所得や現地小売店の仕入れ価格が市場相場に左右されることがなくなり、品質と価格が安定したことが大きな理由です。 これからも“日本とタイの食の架け橋”として、さらには“日本と世界の食の架け橋”としてグローバルに成長し続けるとともに、新たなアイデアやサービスを提供することで、関係各国の発展にも貢献する企業を目指して参ります。

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