
日本では「汁あり担担麺」が主流ですが、四川省で食べられる担担麺は「汁なし担担麺」のみ。
    汁あり、汁なしに関わらず、担々麺は今もなお、進化し続ける人気料理です。
		 担担麺の歴史は古く、1841年、四川省自貢市に住む陳包包氏(チェンバオバオ)が成都で売り始めたのが始まりと言われています。
	  調味料、麺を食べるのに必要な食器、調理用の鍋などを天秤棒に担いで運んだことから、「担ぐ麺」=「担担麺(ダンダンミェン)」となったとか。
	  そのように街中を売り歩いていたため、利便性からスープはなく、調味料を和えて食べる「汁なし担担麺」のスタイルが確立。
	  これが「汁なし担担麺」の始まりです。

		 日本で愛されている汁あり担々麺の発案者は日本に四川料理を伝承した第一人者、陳建民氏。
		初めは成都流の汁なし担担麺を作っていましたが、当時の日本人は本場のラー油の辛さに耐えられず、味をまろやかに改良。
		結果、完成したのが、ゴマペーストを主体とした汁ありの担担麺というわけです。
		 2015年現在、実は成都では担担麺が食べられる店はあまり多くありません。
		老舗の担担麺屋も存在しますが、経営者が変わったためかファーストフード化し、味も落ちてきました。
		あまりにも有名な料理になりすぎ、観光客目当ての店が増え、現地の食通たちも敬遠しているのが現状です。
		担担麺はなくなったのか? いいえ! 形を変え存在しています。
		
		それが素椒面(スージャオミェン)。
		どこの麺屋にも必ずある定番中の定番。
		麺の上には豚そぼろ、味付けもほぼ汁なし担担麺と同じ。
		担担麺は地域を問わず、形や名前を変え進化しながら、多くの人に愛されている料理なのです。
	    
	  ■おいしい四川
	  http://www.meiweisichuan.com/jp

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