渋谷駅からほど近い桜丘の閑静な住宅街に老若男女が集うエスニック酒場「ARALE」。元気よく、楽しげな女性スタッフの接客と、タイのテイストを取り入れたオリジナリティあふれるドリンクや料理で、若い女性グループから熟年男性の一人客まで多種多様な客が訪れる人気店となっています。
渋谷区桜丘の閑静な住宅街。小さなビルの1階にあるドアを開くと心地のいい雑多なにぎわいと、他にないエスニックメニューが出迎えてくれます。「ARALE」オーナーの飯泉温子さんは生粋の叩き上げ。調理師学校でフランス料理を学んだ後、フランス料理店へ。
サービスとして1年半勤めた後に、調理の機会を求めてグローバルダイニングのモンスーンカフェで3年間勤め、同社で腕を奮っていた大林芳彰さん(2024年11月号参照)の独立に随行、池袋「アガリコ」に参画します。7年間、現場の切り盛りや店舗マネジメントを経験した後、独立を実現させます。譲れなかった条件は「2名でサービスが行き届く8坪」のテナント。現在の閑静な桜丘の物件との契約に至ります。店名の「ARALE」は強くてチャーミングな女性が主人公の人気マンガから。店内のコンセプトカラーは主人公のファッションをオマージュしたピンクと紫で、にぎやかさとエスニックな雰囲気を醸し出します。
料理はタイ料理に独自のエッセンスを加えた楽しい皿ばかり。海老トーストはホイップバターを乗せ、スイートチリソースで仕上げる斬新ながら奇跡の出会いとも言うべき一皿。センスをレシピに落とし込む経験が光ります。その他、ラープやソーセージもタイの風味を大切にしながら、独特の感性を加えた味わい。四季ごとに約半分ずつメニューを入れ替え、ドリンクも日本&アジアが香るオリジナルのサワーやカクテルが多数あるばかりか、ナチュラルワインも充実。タイ料理初心者からディープタイ料理ラバーまで、お酒とエスニック料理を愛する誰もが心から楽しめる味わいとなっています。
取材店:ARALE
東京都渋谷区鶯谷町7-12 GranDuo 渋谷1F
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13237344/