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アジアンレストラン&ショップ応援情報誌”スースー”

スースー Vol.17(2024/10/15発行)掲載

人気レストランの「ウラ話」

vol.16『バカソウルアジア』

vol.16『バカソウルアジア』

近年、駅周辺の再開発が目覚ましい勢いの武蔵小杉駅。近年、JRの路線の増設や私鉄の乗り入れ・延伸に伴い急発展する地域で2014年以来、10年にわたり、近隣のタイ料理好きが日々楽しげに舌鼓を打つ、タイ屋台居酒屋の「バカソウルアジア」。なぜ人々はこの店に集うのでしょうか。

 

この十年ほどで、様変わりした武蔵小杉駅。東横線のガード下を新丸子方面へと少し歩くと「BAKASOUL」という看板が見えてきます。地元民や近隣に勤める会社員が、タイ屋台料理をつまみに日々楽しげに盛り上がる店内。創業当初は、ガパオライス、カオマンガイ、パッタイなどの王道メニュー中心でしたが、徐々にタイで人気のおつまみなどメニューの幅を広げていきました。例えば人気の「トムヤム枝豆」は文字通り、辛くて酸っぱくてハーブが香る”トムヤム”の味わい。日本に長く暮らすタイの人々は、日本の食とタイの味をミックスして楽しむのだそう。その他プラス50円でトムヤム味のほか、魚醤とハーブが香るラープ味を選べるポテトフライはまさにタイ現地の屋台や酒場のフレーバー。メニューやレシピも開発するオーナーの山田能正さんは「トムヤム味とラープ味は、僕らにとっての醤油や味噌のようになじみ深い味」でスナック菓子のフレーバーなどにもよく使われるのだとか。醤油や味噌同様、トムヤム味やラープ味などの国民的風味は世界で受け入れられる素地があるのです。

山田さんは年に2回ペースで現地へ視察に出かけ、タイの料理や味をときにはそのまま、ときには「タイ人ならこうする」とチューニングします。オリジナルのドリンクはハーブなどを活かしつつ、日本人にも合うようすっきりした食中酒仕立て。週末の日中は最大5時間飲み放題という目に止まるようなコースも用意しています。タイらしさを大切にしながら、懐かしく斬新な味わいを提供する。武蔵小杉のタイ屋台居酒屋は、誰もが集いたくなる味を細やかに作っているのです。

 

取材店:バカソウルアジア
神奈川県川崎市中原区新丸子町915 紫扇マルエスビル 1F
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140504/14055992/

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