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アジアンレストラン&ショップ応援情報誌”スースー”

スースー Vol.7(2023/12/14発行)掲載

人気レストランの「ウラ話」

vol.7『ジャンピー』

vol.7『ジャンピー』

東京有数のオフィス街でありサラリーマン天国と名高い繁華街、神田。
その街の有名イベント「神田カレーグランプリ」において決勝戦常連のタイ料理店『タイ料理ジャンピー(JUMPEE)』に、集客の秘訣をお伺いしました。

料理長のノンさんはプーケットのホテルでイタリアンを長年手がけた後、日本へ移住しタイ料理店を始めました。
お店のメニューはベーシックなタイ料理から南部料理や北部料理まで幅広いラインナップ。
そしてなんといってもアルコールドリンクのメニューが豊富。ビール、サワー、カクテル、ウイスキー、焼酎、ワイン、マッコリなどずらり。神田という立地もあるのか夜の客層はほぼ男性だそうで、アルコールメニューの品揃えがディナータイムの集客を左右するのだとか。
だいたい夜はビールにヤム(和え物)で食事を始めて、ガイヤーンなどの肉料理、それから締めにライスや麺メニューという傾向だとノンさんは語ります。そしてお客様のリクエストで多かったポテトフライのメニューも開発。ただのポテトフライではなくそこもオリジナリティとして、タイの居酒屋でかつて出会った味にアイデアを得てオマージュ。それがホールのしーちゃん考案の「トムヤムポテト」。しーちゃんはタイ人と日本人のハーフでどちらの文化にも詳しい。
メニュー開発はこのようにスタッフ皆でアイデアを出し合ってお客様のニーズとタイ料理らしさをフュージョンさせることでオリジナリティを生み出している。
また、厨房とホールが近いためノンさんはお客様と積極的に片言の日本語でコミュニケーションをとることを楽しみ、時には一緒に乾杯することも。
神田カレーグランプリ決勝戦進出や千代田区お弁当大賞グランプリ受賞といった冠は、お客様に選んでいただくための戦略のひとつであり、タイ料理という括りの中で“選んでもらえる”オリジナリティを演出すること、そしてなんといってもノンさんの心あるコミュニケーションによるファン化こそが集客の秘訣なのだと感じました。
 

取材店:タイ料理ジャンピー
東京都千代田区神田鍛冶町3-5-2 工藤ビル 1F
https://jumpee-kanda.com/

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