スースーvol.2で「多店舗経営の課題」についてお話を伺った『ジャスミンタイ』。昨年11月に新店がオープンし店舗数が11店舗となりました。
「ジャスミンタイが見据える未来」とは何であるのかを代表取締役の高木さんにお伺いしました。
東京の玄関口として発展する田町駅前に“Open Green Site”をコンセプトに新たなビジネス拠点が昨年誕生しました。その地上29階建ての複合ビル田町タワーモール1Fにオープンしたタイ料理レストランが『ジャスミンタイ』です。
施設側の都合により当初のオープンから2か月遅れるというトラブルもありましたが、「しょうがない」と受け入れる高木さん。若い頃は急いであれこれ焦っていたけれど、年齢を重ねるにつれてなんとかなると考えるようになりましたと笑顔で話してくれました。
2004年に1号店をオープンしてから20年。ついに11店舗目の経営となりました。都心では外国人のお客様も増え、メニューにもちょっとした変化が。まずはメニュー表の写真を大きくしましたと高木さん。そしてビールのラインナップを充実。瓶ビールの種類を増やし、さらに生のシンハービールの提供することで独自性を出しましたそう。現在、外国人のお客様が多いソラマチ店ではお肉を使わないメニューを希望される方が多く、ベジタリアンやヴィーガン対応のメニューも開発。今後六本木本店でも対応メニューを取り入れる予定だそうです。
創業時から変わることなく大切にしていることは「世界各国の皆様にタイの料理を知っていただきたい」という気持ち。その一方で変わりゆくものも。それはライフスタイルに合わせてタイ料理を進化させることです、と高木さんは話します。今はラープ、ヤムウンセン、ガパオなどを大豆ミートで試作中だとか。高木さんが描くのは、ライフスタイルの多様化に合わせて広がる、世界各国の人たちがタイ料理を楽しむ未来でした。
取材店:ジャスミンタイ田町タワー店
東京都港区芝5-33-11 ⽥町タワー 1F
https://www.jasmine-thai.co.jp/