週末ランチ限定、三軒茶屋でITエンジニアが営む間借りタイ料理「NAMPU’S THAI DINING & 酒」。その挑戦のはじまりには、和酒と響き合うタイ料理の新たな発見がありました。

平日はIT企業に勤務するエンジニアが、週末になるとタイ料理店の店主に変わる──。三軒茶屋で間借り営業をする「NAMPU’S THAI DINING & 酒」は近い将来の独立開業を見据えて、日本酒やワインとタイ料理を合わせる独自のスタイルで支持を広げています。
店主のナンプさんはタイ・バンコク出身。20代半ばで来日し、いまもIT企業に勤めるエンジニアです。2024年にシェア型プラットフォーム「シェアレストラン」で知った三軒茶屋の居酒屋を間借りし、本格開業に向けた一歩目を踏み出しました。
まず重視したのは立地でした。三軒茶屋を選んだ理由は「地元に住む人が多く、飲食に快く対価を払ってくれる」から。将来は10〜15坪程度のカウンター中心の店舗での開業を目標に掲げ、間借りで客層と手応えを確かめながら店舗像を絞り込んでいるところです。
差別化のポイントはタイ料理と日本酒・ワインとのペアリング。「日本酒には、タイにはないタイ料理との新しいマリアージュがある」と話します。月1回・週末に8名限定で開くペアリング会では利き酒師やソムリエが脇を固めますが、実はIT業界に勤務する知人たち。求人に頼らず人脈からチームを編成するという、既存の店舗にはないアプローチが目を引きます。そのなかで得られた「辛口の熱燗がガパオに驚くほど合う。味がまろやかになる」などの新しい発見。間借りという制約のなかで、立地やチームをひとつなぎに考える思考が、この間借り店舗の将来を明るく照らしています。


取材店:NAMPU’S THAI DINING & 酒
東京都世田谷区三軒茶屋1-35-23(「薬味酒場 みくや」店舗を間借り営業)
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13304865/

