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アジアンレストラン&ショップ応援情報誌”スースー”

スースー Vol.11(2024/5/15発行)掲載

人気レストランの「ウラ話」

vol.11『タイごはん 泉州屋台』

vol.11『タイごはん 泉州屋台』

浜松町・大門というビジネス街の裏通りに、お昼になると突如現れる大行列。
行列のお目当ては『タイごはん 泉州屋台』。営業はほとんど平日のランチだけで
夜の営業は週に一度、金曜晩の予約のみ。爆売れの秘訣をお伺いしました。

浜松町・大門の裏通りにあるタイ屋台料理店。向かって左は店主のジョージさん自らが盛る“盛り合わせプレートの屋台”。カオマンガイやガパオ、各種カレーのほか、日替わりおかずのガイトートやガイヤーンなどのストリートフードを選ぶ。対して右側はバミーヘーン、クイッティアオ・ヌァプアイ(汁あり牛すじラーメン)などの“ヌードル専門屋台”。
店内はタイ製アイテムがびっしりでカラフルな椅子やテーブル、樹脂製コップのほか、薄く成型されたフォークやスプーンなどの軽いカトラリーまでタイ製を使い、壁の世界的飲料メーカーのポスターももちろんタイ語バージョン。
「細部までタイの食堂や屋台に近づけたい」と意気込むジョージさんの作る料理も「タイで食べたものをできるだけ再現」することを心がけている。キッチンカー出身だけあってきっちり仕込んで客数を回転させるスタイルが信条。通常、飲食店はアルコールで稼ぐ、と言われるが、唯一夜に営業する金曜日も、ランチは夜の1.5~2倍ほど売り上げる。「800円のランチは、このスタイルなら30秒で出せる。夜のビールは1本空くのに20~30分かかる。だからランチに軸足を置く。夜に営業すると昼の仕込みができなくなってしまう」とはさすがの慧眼。
営業は11時~14時だが、仕込みは朝6時30分から夕方18時まで。ランチの3時間で1日約200食を売り上げる。本場のような内装の店内で、屋台ならではの距離感で接客し、緻密な計算で売上を立てる。繁盛店にはやはり理由がある。

取材店:タイごはん 泉州屋台
東京都港区芝公園2-2-10
https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131401/13213474/

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